遺言書を書く前にすることは何でしょうか?

遺言書作成に際しての5つの心得

自分の意思を伝える遺言書。大変な点といえば、書く内容を決めることでしょう。ある意味、人生の総決算的一面もありますし、自分の遺言書が原因で相続人たちが仲違いをしては困ります。それを避けるポイントをいくつか挙げます。

気がかりなことを優先して内容を決める。 遺言書を作ろうと思うのは、何か心に引っかかることがあ     るからという理由が多く考えられます。それを解消するためには、何が必要なのか考えてみることが大切です。

  1. 家族の今の生活を守れる内容を考える。 同居人が同じ家に住み続けられるよう自宅を相続させる、ペットの面倒を見てもらう人を決めておく、など相手のことを考えると自ずと思い浮かぶと思います。

相続人同士の不動産の共有はできるだけ避ける 。不動産の共同相続は避けることをおすすめします。特に相続人のうちの1人がそこで暮らしていたりすると、トラブルのもとになります。

法定相続人の遺留分に配慮する。 遺留分は法が定めたその人の権利。特定の人が多めに相続すると、他の人は軽んじられたような気分になりかねません。なるべく他の人にも遺留分を意識した額を相続させたり、生前贈与などで配慮を見せましょう。ただ、本当に問題のある相手には、廃除という手もあります。

各相続人が納得できる道を探す。 先の項目に似ていますが、相続人には、これまでの人間関係や援助額などを考慮して、見合うと考えられる額を相続させましょう。公平感を与えて納得させられれば、遺産争いなどは起こりにくくなります。自分がなぜそう遺言したのかを付言事項として、相手にきちんと伝えていくことも大切です。

 

◆遺言の内容を決める◆

財産がはっきりしなければ、遺言書の内容を決めることはできません。まず自分の財産を「現金・預貯金」、「不動産」、「有価証券」、「生命保険・損害保険」、「その他」に分けて、リストアップしてみましょう。その際、種類、名称、所在地、評価額も忘れずに記しておきましょう。「生命保険・損害保険」に関しては、受取人と金額に配慮して、相続内容を決めるように心がけましょう。「その他」に関しては、家財も相続対象となるので、高額なものは忘れずにピックアップしておきましょう。 これらのポイントを参考に、自分の想いが伝わるように内容を考えてみましょう。また、各相続人の情報も正確なものを入手しておいてください。

相続相談事例の最新記事

相続のご相談予約中! お気軽にご相談ください 0120-201-512 電話予約受付:9:00〜18:00(平日) メールは24時間受付中! 詳しくはこちら